眼瞼下垂はぜひ美容外科で

最近では美容外科のドクターもどんどんスキルを広げておられるようで、整形外科だけでなく、美容皮膚科・歯科・耳鼻咽喉科・内科など様々な科目を修めているというドクターが増えています。特に目元を扱うのが得意なクリニックのドクターの場合、眼科は必須ということで、眼科での実績を上げているドクターが運営する美容外科はざっと見渡してもかなりの数に上るのではないでしょうか。眼瞼下垂もこうしたクリニックでは重要な治療メニューのひとつとなっています。眼瞼下垂のお悩みを持つユーザーには、こうしたクリニックこそお奨めです。

眼瞼下垂美容外科で治療される方のほとんどが、先天的な瞼の大きさによる眼瞼下垂で悩んでおられるというケースのようです。こうした方の場合、瞼が余っていて眼球を常に覆ってしまっているというのがほとんどですから、治療も不要な瞼の部分をカットするだけでいとも簡単に解決してしまいます。もっともこれは腕の良い、実績のある美容外科のドクターだからこそ「簡単」に済んでしまうわけですが、技術的には実際、実に精密で見事なオペレーションなのです。

加齢による眼瞼下垂の手術も同じく上瞼を部分的に切除することですっきり解決します。ぱっちりとした目力が戻って、大幅な若返りが実現するということで、最近美容外科ではアンチエイジング治療の一環と捉えて眼瞼下垂の治療を希望されるユーザーの方も増えていると聞きます。技術的には、いわゆるたるみの治療やアイリフトと同じものですから、まさしく美容外科の得意分野であり、信頼性も高いということなのです。

眼瞼下垂の手術にあたっては、もちろん美容外科でも事前に精密な患部の診察を行います。目の前の眼瞼下垂がどのような原因によってもたらされているかを特定しない限り、適切な治療がならないからです。瞼の大きさや弛緩ではなく、眼瞼挙筋の不具合による場合、同じ眼瞼下垂の手術でも方法が違ってくるのです。眼瞼挙筋の力が弱っている場合、うまく働いていない場合には、眉毛を動かしている前頭筋と瞼をつないでやることで、瞼の開閉が可能になります。美容外科では特殊な細い糸を用いたり、太腿など他の部分から筋膜を移植することでこうした手術を行います。

眼瞼下垂の原因にはさらに詳しく見ると、眼瞼挙筋と瞼を繋いでいるすじ、ミューラー筋と呼ばれる部分が長すぎて瞼が持ち上がらなかったり、挙筋腱膜との接合部がずれていてうまく作動しなかったりという不具合も存在します。美容外科ではこれらの腱膜やミューラー筋を短く調整することで、眼瞼下垂を解決する手術も行っています。このように様々な治療法があるわけですが、いずれにしても事前の充分なカウンセリングと精密検査があって、初めて眼瞼下垂の手術が可能となるのです。