眼瞼下垂を解決するには

軽度の眼瞼下垂の場合、特にストレス、睡眠不足、栄養失調など他の症状が原因で眼瞼下垂が生じている場合は、これらの症状さえ改善されれば自然に眼瞼下垂も解消します。ただし突発性の眼瞼下垂が日常的に何度も現れるようになってきますと、これはこれで心配です。特に高所作業や自動車の運転、機械操作など危険を伴うお仕事をされている方の場合、常からの健康管理は最重要テーマとなるでしょう。一般の方でも、交通量の多い地域にお住まいであれば、やはり普段から健康に気を配ることが何より大切です。

眼精疲労やコンタクトレンズの長時間装用などが原因で眼瞼下垂を生じている場合は、しっかりと休息をとる、コンタクトの装用をやめるなどで、大抵はすぐにも回復します。ただ、こうした症状にも個人差があって、平常時と眼瞼下垂が生じる場合の状態変化もそれぞれですし、発症する時間帯も人によってまちまちです。症状の現れ方によっては生命の危険にも繋がりかねないのが眼瞼下垂の困ったところなのです。生来的に瞼が垂れ下がっている場合や、加齢によって生じた眼瞼下垂は、いくら休養を取っても改善しません。

眼瞼下垂はしかしながら「治療可能な疾病」なのです。先ほどから述べているように、疲労性の眼瞼下垂は休息によって回復しますし、重度の眼瞼下垂も簡単な手術で解決してしまうのです。手術による治療はいくつかあって、それぞれの症状に合わせた治療法がとられています。大切なのは、現在の自分の眼瞼下垂の症状がどういった素性のものなのか、まず専門医による詳細な診断を得ることではないでしょうか。

ひょっとしたら自分は眼瞼下垂ではないかとお疑いなら、とりあえず専門の先生に診てもらうのが最善です。眼科、あるいは眼科を併設している総合病院、形成外科病院、美容外科がこの際適切なクリニックとなります。何度も述べていますが、眼瞼下垂も症状によっては日常生活、ひいては身の安全にかかわる重大事ですから、実績のあるクリニックを選ぶことが大切になります。こういうとき、インターネットというのは頼りになりますよね。

眼瞼下垂も軽度のもの、特に加齢によるものや、先天的でも日常生活に差支えないものは、専門の眼科の先生でも「特に治療の必要ありません」と言われてしまうことがあるかもしれません。問題は、患者さんがこうした軽度の眼瞼下垂を「ルックスの悩み」として深刻に抱えていらっしゃる場合です。医学的には大丈夫かもしれませんが、個人の社会的評価が眼瞼下垂によって貶められているという事実は、実際に多いのです。こんなとき頼りになるのは、やはり眼科を併設していて実績のある美容外科、ということになるのではないでしょうか。